中々苦しい時期がやってきた。アルバム制作の半ばに差し掛かったという事なんだろう。

前回はこの時期に昔の音楽仲間に誘いをかけたりして乗り切ったが、今回は誰もいないし、また他人に頼る気もない。

思えばこの一年で、この20年間に出来た、今まで続いていた友人達との縁がほとんど断ち切れたものだった。それぞれ理由はあるのだろうが、大概にして向こうから去っていった。結果オーライで、おかげで自分のスキルがアップし、色んな事が見えたものだった。過去は、未来の出来事によってどんどん変化していく。自分の中の記憶の図書館に「保留」というラベルが貼られて冷凍保存していた記憶を解凍して、新しい言葉を書き込んで、再び冷凍保存する。この作業は作品制作のインスピレーションにもなる。自分は相当物事を保留する傾向が強いので、死ぬまでに保留され続ける記憶がほとんどだろうな。

昨日道路清掃のバイトの休憩中に、ニューアルバムのタイトルが閃いた。これでゴールは見えた。

ニューアルバムのタイトルは「太陽の丘」といいます。

このタイトルは13年前に制作した曲のタイトルで、ずっとこだわり続けた曲だったが、今回のアルバム制作時に新しい曲によって乗り切られたので葬り去られた。結局こだわり続けてきた「太陽の丘」というイメージは一曲では足りず、一枚のアルバムにまで拡大したというべきか。

このアルバムはかつての自分を葬り去る鎮魂歌であり、その墓標名が「太陽の丘」。

丘の上から海に沈みゆく夕日を見ている様なイメージ。

収録曲は10曲の予定。このアルバムに相応しい曲を厳選した。
これまた難航していた「ヒッチハイカーに捧ぐ歌」の基本アレンジが出来た!!

この曲は、疾走感とゆっくり歩いてる感じ、という矛盾した二つのスピード感を出したかったので大変だった。

ヒッチハイクの旅で感じたあの感覚が曲に宿った。そして爽やかで煌びやかなギターフレーズによって、この曲もポップロックの殿堂入り決定!!

秋の東北の海岸の風が吹いてきまっせ!

今日は道路維持バイトで今はお昼休憩中。

普段は家の掃除後に朝から寝る間際までほぼレコーディング中だが、夜はちびちび酒も嗜む。酒呑むと新たなことが解ったり閃いたりする事もあるが、翌日にはその半分は間違ってたことに気づく。酒も使いようだな。。
酒呑むと素晴らしい演奏してる気になったりすることもあるが、物事はそんなに一気に進行しない。日々絶え間ない亀の歩みが、やがては大きな実りになるのだと信じてやり続けるしかない。

いつもはレコーディングに入ると前の作品を否定的に思えてくるのだが、今は昔のどの時代のどの曲を聴いても「いいな。」と思える。これはこれでこの時にしか作れなかったのだと思うと、全てが愛しい曲に思えてくる。

まさに思い出の「アルバム」を創ってるという事か。
キタッ!!!レコーディング人生で初めて独りガッツポーズを決めた!!

難航極めていた「アルバトロスの夢」のアレンジが決まった瞬間だった。

これでこの曲は永遠の名曲入り決定だ!!宇宙を突き抜けるポリフォニックの音の嵐は今や1つのハーモニーとなって轟く!!

全ての楽器がそれぞれ違う歌を歌っているのに、1つの音宇宙を創り上げる。ドラムも歌っている。そして決めてとなったのはベースアレンジだ。ついにベースという楽器のマジックをものにした瞬間でもあった。

歌うベースサウンドは昔から追求してきたテーマの1つであったが、ここ最近の作品ではあえて封印してサイケデリックモノフォニックサウンドに拘ってきたのだが、今作ではその封印を解いてベースもギターもドラムも歌いまくっている。もちろんプリンセスのピアノも。

何気ないピアノのイントロで始まるこの曲が到達し垣間見せる風景は想像を絶するだろう。疾走する悲しみは圧倒的恍惚の果てにガッツポーズを決めさせる!!

もち、まだ曲は完成していないが、朧げだった到達地点がハッキリと見えたのだ。

このアルバムはヤバ過ぎる。。
アルバム制作はかなり順調。今日は久々の道路維持のバイトだったが、掃除しながら一日中アルバムが流れていた。

北港で休憩している時にクジラがジャンプした。らしい。音骨は水しぶきしか見なかった。

今回のアルバムは音骨の音楽暦15年の集大成的なものになるだろう。
これまでのアルバムはその時期作りたかったアルバムだったが、今回のアルバムはかつての若き芸術家の卵が暗黒の日々の中で「いつかこんな作品が作れたら。ああ、今は無理。。」と願い、夢想し、挫折し続けてきたあの頃に思い描いてたアルバムになるなずだ。

そしてこれまでに培った様々なスキルが自分史上最も高まってるのを感じる。へぇ~、人って成長するんだぁ~って感じ。

そんな夢のアルバムが次第に完成していく様に「ああ、生きてて良かった。」と、時折多幸感で眩暈がしてくる。たまにノイローゼと疲労でクラッともするが。。しかも今回のアルバムのテーマは一言じゃ言い切れないが、死に満ち満ちているのにも関わらずである。

現在10曲レコーディング中。あと何曲か入る予定。

プリンセスから連絡はないが多分がんばってるだろう。がんばってるはずだ!いや、がんばっててくれっ!!と、願うのみ。

ほとんどの曲がライブで披露したことがない曲なので、歌い込みが必要になってくるだろう。ご近所の皆さん(このブログ見てないっつーのっ!)アルバム完成までご理解のほどをっ!

明日は入港日、入港バイトやね。そして次の出港後小笠原丸はドック入りして半月ぐらい島は一年で最も静かな時期を迎える。

そして音骨は自分史上最も高まった創作意欲と能力を駆使して、この美しいアルバムを静かな島の一室の宇宙で創造し続ける。
昨日は「絶望がたりないのさ」という曲に取り掛かって大体の形が出来上がった。他の曲も平行して制作しているので、ほとんどの曲が次第に完成度を増してくると以前はいいと思えたものが物足りなく感じてくる。

そう、あのプリンセスが関わった「アルバトロスの夢」である。悪夢から解放されて普通の夢見ているだろうプリンセスを再び悪夢に誘うことにした。

「ああ、もしもしプリンセス。「アルバトロスの夢」もう一回全部録り直しね。ヨロシク!」

以前は音骨のアルバムに参加するかどうかでピアノをやめるかどうかまで悩むなんてノイローゼに違いないとか言ったが、あれは最後の情けである。本音はピアノやめるかどうか悩むのなら人生やめるかどうか悩んだほうがいいんぢゃねぇの?という方が正しい。

創作にノイローゼは当たり前。基本。偉大な作品を残す代償である。プレッシャーに潰れるようならそれまでよ。かつて音骨と関わりアーティストを目指していた者たちは、みんな趣味として音楽を続ける普通の生活者となっていった。それはそれでよし。お前もなのか、プリンセス?これが音骨からの最後通牒である。
あ、あけましておめでとうございまっす!!

と、今更言わせて頂きます。何しろ全く正月気分がなかったもんで、郵便配達の人に「おめでとうございます!」と言われて何の事か解らず「ありがとうございます!」と返事して赤っ恥かいてたぐらいDeathから。。

そして今年は年賀状担当者が関節痛で音骨も余裕が無く、未だ一枚も書いていないという状態であります。。年賀状くれた皆さんありがとうございます!!遅れてすいませんっ!!余裕が出来たら送りマッス!

昨日は早起きしてすべての家事をこなし、一服して「さ、レコーディングすんべぇ。」と思ってたら朝8時頃電話があり、今日から道路維持清掃のバイトだと告げられ「げ!き、聞いてないっす!(記憶が定かであれば)」とあわてて家を飛び出した。このバイトは一日仕事で、南から北まで車に乗って道路の路肩に溜まった枯葉や泥を取り除いたり、飛び出してる木やなんかを切るような名前の通り道路維持清掃。

夕方帰宅してからレコーディングを開始。ライブとプリンセスの件以降どうにも調子が狂って伝染したのかレコーディングノイローゼにかかっていたが、「僕らは地球だ」に取り掛かってノイローゼになりながらも延々とピアノを弾いていたらようやくイメージが舞い降りた!おお!これだこれ!壮大だ!

そしたら島のジャイアンが約束通り、壊れた音骨エレキを治しにきてくれた。ものの20分程度で完治っ!!えらい!素晴らすいっ!流石ジャイアン!アコギに続いてエレキまでもっ!っと、褒めちぎりたい所だが、ジャイアン家族が島を半年以上離れてた間ほとんど毎日音骨家が奴の家の換気の為に、朝窓を開けに行って夕方閉めに行ってた仕事量を思えば当然であろう。もっとも音骨自身は島をほとんど離れていたので一ヶ月ぐらいしたやってないが。
つーか、そんな早く治せるんならもっと早く来いっつーのっ!こっちは宇宙規模の偉業を孤独に貧乏に不自由にやってんだっつーの!っと、ちょっと叱るぐらいで当然である。
エレキが治った喜びで浮かれて褒めちぎった後で、ふと思い出したのだった。ああ、アルツ。。ま、とはいえサンクスジャイアン!

今日は何も予定が無いからレコーディングに没頭できる!ようやくエレキが弾ける!今までアコギでギターソロ入れてたからね。。
どーやらアルバトロスの悪夢に完全にダークサイドに持っていかれたプリンセスは一昨日の夜遂に狂ってしまったようDeath。そーいえば昔あるスターウォーズフリークの人に「僕には音骨君が暗黒の皇帝で、プリンセス君がアナキンスカイウォーカーに見えるよぉー!」なる至言を頂いた事があるが、プリンセス部屋の昨夜の暴風を思わせる状態は確かに「お前は(在りし日の)音骨かっ!」と思わせるに充分な破壊の後が伺えました。

たかが音骨アルバムに参加するだけでピアノを止めるかどうかまで悩んだというのだから、これはノイローゼ以外の何物でもありません。一刻も早くアルバトロスの悪夢から救い出す為に音骨は昨日一日で「アルバトロスの夢」のピアノ録りを完成させることにした。

昼からプリンセス宅にてほとんどぶっ通しで13時間連続延々とレコーディング。作戦名は「グレングールド大作戦」(ださっ)つまり頭から終わりまで部分部分を完全に納得いくまで繰り返しレコーディングするという方法をとったわけDeath。ノイローゼには更なるノイローゼを、という対症療法でもあります。

音骨はプロデューサー&エンジニアに徹して、プリンセスは只管ピアノを引き続けるという作業だったのだが、最初はイントロだけで50回も弾かされて「一体いつになったら終わるんだ?」と思ってたらしいプリも次第に集中してきて「いや、もう一回やりましょう!」と自分でも完全に納得のいく演奏が出来るまで妥協を許さない状態に突入していった。
当初音骨が編集したプリンセスの黄金のピアノテイクを耳コピしながら練習して再現していく作業は困難を極めた。と、いうのもプリンセス自身「一体どうやって俺これ弾いたんだろう?」というほど難解なフレーズで占められてるからだが、時々神はプリンセスの身体を使って奇跡の旋律を弾かせてるということなのだろうか?ほっとくと奇跡の旋律はそのまま便所に糞と一緒に流されてたかもしれないと思うと勿体ないお化けに取り憑かれてノイローゼになっても文句は言えないだろう。

そして深夜遂にピアノ音源の録音が全て終了!奇跡のピアノ演奏がここに残された!!ライブでの演奏の1000倍は凄まじい出来映えだ!!こんなにクラシックからアバンギャルドまで縦断する奇跡の旋律で占められた濃密なピアノ伴奏は聴いた事が無い。この1曲を残しただけでもプリンセスと音骨の出会いが幸福な出会いであったという事を証明することにもなるだろう。

ま、なにはともあれ悪夢から解放されたプリンセス、ご苦労さんっ!
昨夜は音骨元旦LIVE IN 母島Y.H!!お客さんも30人近くいたか、会場は眼鏡が曇るほどの熱気だった。リピーターさんも結構いたので音骨ライブを見たことある人もいただろうが音骨が会場入りすると「おお!普通だ!」というどよめきが一部あった。内地ライブで愛知から駆けつけてくれた人も今度は母島にまで駆けつけてくれたよーだ!
前座という事で8時からは現在のヘルパーがウクレレで弾き語り。そして8時半音骨ライブスタート!!

セットリストは以下の全12曲

1 アルバトロスの夢(ピアノ:プリンセス)
2 そこに乳房山
3 南崎へ行こう
4 ヒッチハイカーに捧ぐ歌
5 夏の終わり(ピアノ:プリンセス)
6 御見送りの歌
7 RAINBOW RAINBOW
8 母島が好き
9 グリーンペペ
10 タコノキBABYダンス

アンコール

1 バナナで遊ぼう
2 ケロケロリンゴ

「アルバトロスの夢」はプリンセスがピアノで音骨がギターを置いて歌だけ!?勿論初の試みだが、反響は良かったがまだまだピアノと歌が馴染んでないのは否めなかった。そして歌い終わってせっかくビデオ持って行ったのにスイッチを入れ忘れてた事を思い出して、ここでビデオスタート。

そして酒瓶に入れてた母島のハチミツ水を飲み、ライブ再開!!?そーなのだ!今回は素顔ライブのみならず、な、ん、と、この音骨がアルコールなしのしらふライブを決行したのだった!!ちょっと字を大きくするぐらいの衝撃はあろう!


大盛況のまま終わった一時間弱のライブ後には、おお!アルバム6枚売上っ!サインを描きまくった。ドラえもんさんというあだ名の外人のおじさんにはドラえもんの絵まで描いてやった。
サインが終了したら動画中で走り回ってる母島音骨ファンクラブの3歳児会長がずっとついて回ってた。半年ぶりに会ってもまだ会長クラスのボネファンぶりは健在のようだった。最近は自分で歌まで作ってるそうだ。

今日は一日中バタバタ大忙しだったが、こんな時に限ってまたしても名曲が舞い降りてしまった。曲が浮かんだら最早芸術家はただの奴隷である。その作業に没頭するしかない。一気に歌詞まで書き上げたが「夏の終わり」クラスの大作になった。オペラを逆回転したような不可思議な曲調から宇宙的壮大な広がりに展開していくその曲名もずばり「グリーンフラッシュ」。
グリーンフラッシュとは母島リピーターならご存知だろうが、夕焼けが沈む一瞬前に空がグリーンに光る珍しい現象の事である。小笠原やハワイ等特定の場所で時々見れる現象で、お客さんの中には毎日夕日を見に行く人も多かったが、グリーンフラッシュを見たいという目的の人も結構いたんじゃないだろうか。
見た人は永遠に幸せになれるという伝説もあるのだというが、勿論音骨はそんな戯言は信じちゃいないので、歌詞もそーとーシュールなできばえになった。今回のアルバムにふさわしい曲になったので、収録する予定Death!!