ニューアルバムのタイトル決定!!

母島に来てから4枚目となるアルバムのタイトルは

Missing Link
ミッシングリンク

失われた環を意味するこのアルバムタイトルが浮かんだときに、またしても過去に作った曲名と一緒だった。

前作「太陽の丘」は22才の時に作った曲名だったけど、今回の「Missing Link」は23才の時に制作した歌。

つ、繋がってる!?つーか、13年もの時を経て、ようやく一つのテーマが日の目を浴びるとは、よくよくカメの歩み。

この一年を振り返ってみると、まさしく自分のMissingLinkを探し求めてた時期だったのだと、今となっては思える。ま、探すのを止めた時に、向こうからやってきたというか。

そして、レコーディングラストに向けて、最後のイニシエーションを潜り抜けようと思う。

自分の中に作り上げていた限界を超えるために。

爆発だ。

静けさの爆発。
2011.02.21 入りました
入りました入りました。

雨続きで天気がぱっとしない母島の一室で、それに反比例するかのごとく、調子が上がってきている。

合宿が終わってからは、中々完全レコーディング没入モードにはならず、静かに士気を高めていたのだが、ここにきて決壊したように朝から晩まで集中して作業が進んでいる。

もうクジラも気にならないし、天気も気にならないし、夢すら見ない。バイトはしょうがない。

が、ただただ、新しく誕生しようとしているビューティフルな音楽の為に、全てを注ぎ込める「待ってました!」な時間がやってきた。

だけど、ここ最近になって、アルバムの輪郭がはっきりしてくるにしたがって、何曲かがアルバム候補から落ちていった。

今がその時期ではないのか、永久に闇に葬られるかはわからないけど、数より質を考えると、どうしてもこのアルバムにそぐわない曲らが落ちていった。

少しずつ少しずつ、全ての曲が輝きを増してきている。

またしても新境地というよりは、これまでのどのアルバムとも完全に異色で、何段かの階段をすっ飛ばしたかのような、別次元の音骨ワールド誕生まで、あと.....一ヶ月はかからない気がするなぁ~~たぶん。

今日はバイトなしデイだったので、午前中は南進線を往復歩行しつつ、久々に御幸ヶ浜の展望台で、クジラウオッチングしていた。こんな冬に、日向ぼっこしながらクジラウオッチングとは、贅沢な日々よ。

180度見渡せる極楽風景を独り占め~


遊んでるなぁ~クジラも。何度も何度も遊んでた。


もっといいカメラ持って行って、次こそはブリーチの瞬間をおさめよっと。

午後は「タオママ」のアコギレコーディングの予定だったが、ここまできたら、もう一発録りでいいっしょと、歌もギターも一緒に、気合の2テイクでキメた。

そしてアルバム後半の秘密兵器、アコーディオンを引っ張り出し、録音。いいね、アコーディオン。何ともいえない郷愁を誘う音だよなぁ~~

夜は夜で、宇宙船に連れられて、「今から人類進化強化夢見トレーニングを行う」とか、知性の高そうな宇宙人たちに、やたらとリアルなトレーニング受けたりしてるし、最後は人類の敵的なエージェントにつかまって、「やべえ!でもこれは夢だから目を覚ませばいいんだ!」って、目を覚ましたら、布団の上から影のような形のない暗黒存在にがんじがらめにされ、「この家に誰かいるなんてありえない!これも夢だあああ!!」と、二回夢から覚めてようやくこの世界に帰ってきたりしている。

ああ、楽しい。

結局、母島最終日ギリギリまで、神がかりジャンベレコーディングは続いた。

MOMO、お疲れさまっ!!来てくれて、ありがとう!!SEE YOU!!




誰かと一つの作品を作るために、こんなに毎日顔合わせてやったことはなかったが、独りではここまではやれなかったというのが実感だ。

それもこれも、今ここで生まれるべき作品が導いた運命だったんだろうな。

MOMOが去ってからも、マイペースでレコーディングやMIX作業は続いてるが、依然調子はいい。

そして、この半年近く、何度書き直してもしっくりこず、メロディーが気に入ってるのにも関わらず今回の収録は諦めかけていた「タオママ」という歌の歌詞が、昨日弾薬庫で突然降りてきて、一気に書き上げた。

まさに、新生音骨世界観のジャストミート!!

タオママ

大地に根を張り 何にも縛られず 
緩やかにありのままで 君の前にいれたなら
 
どれだけ争えば 僕らは気付くのだろう 
頂きを目指すほどに 道は遠のいてゆくよ

何をすべきなのか 何もしないでいたら
自ずからあふれ出る 気持ちに出会えたよ

遥かな空 広がる海 どこにいても どれだけいても
今ここにしかいないよ
そびえる山 野道を行く 今までもこの先もずっと
今ここにいよう
今を満たせば明日がくる

僕のままで歩み続けよう 亀のようにノロノロと
たった一度のこの瞬間を 味わいながら行こう

どれだけ苦しめば 気が済むのだろう
悩みつくしたとしても 道は遠のいてゆくよ

何が足りないのか 何も求めずにいたら
そんな夢をみてただけと 本当の僕が言ったよ

誰に出会い 何を言われ 何を感じ 何をしたとしても
目を覚ましていよう
どんな辛くても 誰が憎くても どんな楽しくても 誰が好きでも
目を覚ましていよう
それが道への扉だから 

道のままに歩み続けよう 水のようにキラキラと
変わり映えのしない日々が 僕の色に染まるまで 

2011.02.06 奇跡の二時間

ベランダに敷き詰められた貝殻と、MOMOが南崎で拾ってきたカカ用のタマナと足


最近はクジラがよく見える。部屋のベランダからも。貝殻拾いに行ったワイビーチからも。道路清掃のバイトで休憩した新夕日ケ丘からも。シーズンらしく、しょっちゅうブロウしまくってるし、ブリーチングも時折見れる。気付くと一時間ぐらい、海を見てる。

合宿もあとわずかとなった。いよいよジャンベ録音ということで、MOMOは二日ほど軽くならし、昨日に全てをかけていたようだった。

午後、音源を聴き込むこと2時間。仮眠すること30分。香を焚いて精神集中した後、ジャンベレコーディングは始まった。

そして、神は舞い降りた。

わずか、二時間強。アルバムに収録されるジャンベの9割は、この短い時間で全て録音された。

完全に音骨世界観にシンクロする、一瞬に食いつくはんぱじゃない集中力。エンジニアに徹していたおれは、ただただ奇跡のジャンベサウンドに「凄ぇ凄ぇ」言いながら、感動するのみだった。

この一ヶ月半の合宿は、この瞬間の為にあった。

MOMOは最高の仕事を成し遂げてくれた。

さて、こっからが音骨にとっては本番だな。