2012.10.29 母島を去る日
友人たちの助けもあり、なんとか出港前には部屋を空にした。
最終日は独り乳房山に登った。登って一時間もすれば、360度水平線の絶景の連続だが、住んでるといつでも登れると思って数えるほどしか登らなかった。


乳房山登頂付近から眺める集落。

そして母島を去る日がやってきた。
抜けるような青空の下、船待ちには結構たくさん人がいる。
ジャイアンの娘ナギホが編んでくれたレイを首にかけ、船上からメルヘンワールド母島のひとりひとりに手を振った。だんだん小さくなってく手を振る姿に、この五年間の映像がフラッシュバックする。


船が青灯台の影を超えても、甲板から離れることが出来なかった。初めて見た怪物の島は、今見ても怪物の島だった。乱反射する紺碧の波間にカツオドリが舞い、太古の遺跡のごとき島肌が煙る光景に鳥肌が立つ。
奇しくもアンナビーチファミリーと同じ船で、母島を去ることになった。
帰りのオガ丸は結構揺れた。

昨夜はラスト母島宿ライブ!!たっぷり一時間半ほどの音骨ワールド!!
観光客と島の方々が部屋の半分を占める中での、煌煌と照らされた冷蔵庫の前でのマイクレス汗ダラダラライブは、歌もギターも宿ライブ史上最高の伸びやかさで解き放たれた。

最近のリストに加え、中盤は歌で綴る母島観光と称して「南崎へ行こう」「蓬莱根」「北港へ行こう」「グリーンペペ」「黒い太陽」「ガジュマル宇宙ステーション」と、母島から宇宙までご案内〜

「ピカドンの朝に僕らが見たこと」で、母島に広島を解き放ち、ラストは島ジャイアンの見事なリクエストで、この五年間の思いを綴った「母なる島から」、そして永遠の母島アンセム「母島が好き」でピリオドを打った。

色んな思いはあるが、引越がまだ終わっとらん。母島生活もあと二日。

2012.10.20 引越準備
台風の影響もそんなになく、半年振りに母島に戻ってきた。
島は昼は夏真っ盛りは過ぎたかもしれんが、未だ夏。
夜は涼しく過ごし易く、友人たちと酌み交わす酒はうまく、外を歩けば日本一の星空に波の音。

そして朝起きて玄関を出たら、そこに乳房山↓


いい島だ。
しかし昼間は島花粉の猛威にくしゃみ連発しながら引越しの準備に大わらわ。
そして25日の夜八時半から母島Y.Hラストライブ!
これまで母島の音骨として5年間活動してきたが、アルバム「Missing Link」の制作をしていくうちに、このアルバムを最後に島から完全に巣立つべきなのだという思いが深まってきた。
自分は母島に歌をつくりにやってきて、母島を題材にした歌はつくりきったと思えた。
そして母島にいた期間が、自分にとっての大きなミッシングリンクであったのだと思った。
第二の故郷と思えていた母島を去り、新たな道を切り開いていこうと思います。

台風直撃必至の明日の小笠原丸で帰島する予定なので、しばらくの間アルバムの発送は母島からになります。
10月12日(金)新宿スモーキンブギライブ

最近は時間長めのライブが多いスモーキン、最近の曲に加え、一段と即興ソロが高速化した「アンナビーチブルース」もやった。

10月14日(日)新宿カールモール レコ発ライブ 

久々のカールモールは新旧織り交ぜた選曲で、緩急激しく激情炸裂。
ここでの音骨ライブ生音圧がダイレクトに体に直撃するヒーリング効果もあると、オーナーのマダムも前にブログに書いてたような。

そして百骨参るは27マイルで挫折。これが今回の内地ラストライブとなります。
いよいよニューアルバム発売日!

本日「Missing Link」500枚入荷っ!




先行予約して頂いた方々には、本日発送いたしました。あと少しお待ち下さい。
まだまだ在庫たっぷりあるので、まだの方、otobone_ticket@yahoo.co.jpまで「アルバム購入希望」のメールください。

(データ入稿時のミスで、制作者クレジット名が抜け落ちてしまいました。特に、「djembe:Yoshizawa MOMO tetsuya」「photograph:Hirom Yasuda」がジャケットに乗らなかったのは、痛恨のミスでした。ごめんなさい。)

2012.10.11 ライブ告知
ライブ告知します。

10月12日(金)新宿スモーキンブギ
http://s.freepe.com/std.cgi?id=smokinboogie&pn=02

スタート:20時〜 
チケット:¥1.500(ドリンク別)
出演:音骨 カトウリョウ


そして、レコ発ライブ第一弾↓できたてほやほやのアルバムゲットしに来てください!

10月14日(日)新宿カールモール http://karlmohl.net/access00.html
17:00オープン
17:30スタート
チケット料金:2000円(1ドリンク付き)
出演:音骨 村男 三森篤 遊時効

音骨出演時間は、17:30~です。

ユーストリーム配信も予定してます。時間になりましたら、こちらからどーぞ↓

http://www.ustream.tv/channel/karlmohltest


大変長らく、お待たせしました!!

ニューアルバム「Missing Link」の先行予約を受け付け致します。

「Missing Link」(12年10月13日発売予定)

2,000円(送料\100)

{今回は(送料\100)別の2,000円ですが、発売日の10月13日までに先行予約して頂いた方には、送料をこちらで負担いたします。是非お早めのご注文をっ!}

アルバム購入の流れを説明いたします。

ご希望の方は、otobone_ticket@yahoo.co.jp
まで、購入希望のメールを下さい。
(その際、タイトルを「アルバム購入希望」として下さい。)

こちらから申し込みフォームを返信いたしますので、ご明記の上、返信して下さい。

入金が確認でき次第、発送の返信をさせていただきます。

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ジャケットは予告通り、GNZYこと安田悠の写真をベースにデザインされてます。

以下全曲セルフライナーノーツです。


1 メイデンヴォヤージュ

島の友人が漁師として独立する際、周囲の反対を押し切って、内地で買った船を自分で操縦して母島へ帰るというエピソードに、自分が初めて小笠原丸に乗り込んだ時の時代錯誤なロマン感や、カオス吹き荒れる脳内暴風雨を重ね合わせて制作した一曲。タイトルのメイデンヴォヤージュは初めての船出を意味する。

2 母なる島から

母島で渡ってからの5年間の心境の変化を綴った歌。アコギのアンサンブルとブルースハープで母島の風景を描写し、心の根底に流れていたやるせなさと、母島での暮らしで次第に癒されていった魂の遍歴の告白。


3 黒い犬

低年齢化、金銭至上主義、朝三暮四のおめでたい音楽業界人および世相を一刀両断する必殺の毒吐きソング。ライブでは定番だが、アルバムバージョンはMOMOのジャンベ&マラカスとの絡みが聴きどころ。

4 ハチャメチャブギウギ

前作のアウトテイクだったが、その後歌詞を練り直して今作に収録。軽快なアコギとジャンベをバックに、ハチャメチャでいいからいったれーと鼓舞する、元気補充ソング。

5 旅立ちピエロ

Wアコギの軽快な出だしから、ハンドクラップ、ドラム、ピアノと加わってゆき、次第に疾走感がグルービーに渦巻く平原を、変われない痛みと変わる事の痛みと、逆風の中突き破ってゆく前進パワーが炸裂する。
「さあ出かけよう 旅立ちは今 まだ変われるぜ 遅くない〜」が、このアルバム制作中、通低音として鳴り響いていた。

6 ハマナスヤマは焼け野原

戦争最後の日に空爆を受けたいくつかの町の一つが生まれ育った秋田のハマナスヤマだった。
「じぇごもん(田舎者)をなめるんじゃねぇ、誰が作った米食ってるんだ!」と、米国だか官僚だかに怒鳴り散らす農民一揆的ソング。アコギとMOMOのジャンベ&マラカスのグルーブに、アコーディオン、チャランゴ、アジアンベルなど、アコースティックな楽器を多数使用した。

7 ピカドンの朝に僕らが見たこと

広島の詩人橋爪文さんの詩を引用し、原爆を題材に制作した曲。光がたゆたう海中を泳いで行くような3本のアコギアンサンブルによるアンビエンスに、橋爪文さんの残酷で美しい詩が、朗読歌で綴られる。
どんな祈りによっても浄化できない重みを、ひとりひとりが背負わざるをえなくなったあの日に、まだこの世にいなかった僕らは何を願ったのか。

8 メビウスリング

アルバム制作初期の歌だが、二つのメロディーが絡まりながら次々に風景が生まれ変わってゆくというアイデアから、壮大な宇宙観を宿す曲となった。
「僕」の心象風景の断片が、エレキの轟音とミニマルなピアノが渦巻く宇宙の果てのメビウスリングに直結する。

9 Touch me not

唯一のインストゥメンタルナンバーだが、元々は歌もので、「日暮れ時雨曲がる小道 至る所に鳳仙花(英語でTouch me not)」という歌詞からタイトルをとった。
バグパイプのごときアコギサウンドに、猛吹雪の中加速するごときエレキとジャンベが激しく絡み合うこの曲に、歌は必要なかった。

10 酔いどれララバイ

酔いどれの日々を告白する、摩訶不思議な最新ナンバー。ドアの開け閉めやジョッキに注ぐ音などの生活音で組み立てたリズムトラックに、美メロが浮遊する世にも奇妙な子守唄。

11 美味しいごはん

写真家GNZY氏の結婚パーティーに招かれるということで、彼のブログ「今日のごはん」から結婚に至るまでの顛末を抜粋し、一気呵成で書き上げた。ちょっと変わったGNZY夫妻のラブストーリーが、母島の青空の下を駆け抜ける普遍的なラブソングとして響く。

12 人類みなビョーキ

のりのりに辛辣な言葉を連ねては、メリーゴーランドが回るようなファンファーレとジャンベの軽快なリズムに導かれ、高らかにポジティブなメッセージを掲げる、タイトルとは正反対の前向きソング。

13 みんな違う空の下

前半のアコースティックで静謐なアレンジが一転して、ピアノの入ったバンドサウンドと華やかな旋律に導かれ、無限に隔てられた自己と他者が重なり合う一瞬をフォーカスする。Aメロが全部違うという不可思議な曲構成ながら、ポップな手触りの新機軸ナンバー。

14 タオママ

タオイズムをベースに「僕のままに歩み続けよう 亀のようにノロノロと」と、他人との争いや比較をしてしまう自分を俯瞰し続けることで、大地に緩やかにありのままに立つことを高らかに宣言したアルバムを〆るビッグナンバー。アルバム中、もっとも素の声が天頂を突き抜けて行く。

〜制作を振り返って〜

ほとんど断片化した無意識の欠片をより集めて制作したのにも関わらず、全体としては前作「太陽の丘」の続編的作品となった。前作が主に20代の頃の自分と向き合ったものとすれば、今作は主に母島に移住してからの5年間と向き合った作品であることが次第に明らかになっていった。
これまでになく制作に時間がかかったが、約60分の時間芸術を作り上げつつ、急成長を自分に課していたこの制作期間を通じて、重い扉をこじ開けることが出来た気がしている。
重いナンバーやダークな曲もあるにも関わらず、全体を通して聴き返してみるとポジティブで前向きな印象になってるのは、後半に向けて次第に開かれていく成長物語と重なるからかもしれない。また制作初期に参加したMOMOのハイクオリティなジャンベサウンドがアルバムの幅をぐっと広げている。
そして制作を通じて、自分の衝動というより、聴き手がいいと思えるものが作りたいという方に大幅にシフトチェンジしていった。だから、アルバム聴いてくれた方々には、よくも悪くも感想を聞かせてもらいたいです。それを受け止めてさらに先を目指します。

先日の飛び込みライブの後、主催者のキミコさんが橋爪文さんと会って「ピカドンの朝に僕らが見たこと」を聴いて涙が止まらず心から感動したと伝えたら、文さんも喜んでくれてたとのこと。こりゃ、いつかご本人の前でも歌わねば!
お客さんからの音骨ライブの感想なども送ってくれた↓
〇〇〇
音骨さんのライブもよかったです!
私も歌をやっているので、アキラさんや音骨さんのような音楽をしたいです。
〇〇〇
音骨さんの歌を初めて聴いて涙が溢れて来ました。歌詞に心底共感しました。
被爆を初め戦争や飢餓 性暴力、すべて悪い夢で起きたら大好きな人がすぐ隣に抱きしめてくれる…そうだったらいいのにと思います。
〇〇〇
音骨さんの歌もとっても良かったです。
僕はあの時音骨さんの歌を聴きながら、 広島の平和記念資料館に展示されている「伸(しん) ちゃんの三輪車」を思い出しておりました。
「伸(しん)ちゃんの三輪車」 には高校生の修学旅行の時に初めて出会ったのですが、 その時から「伸(しん)ちゃんの三輪車」 には感じるものがあって。 そばに近寄ると自然と涙がでてくるんです。
「伸(しん)ちゃんの三輪車」 に宿る何かが語りかけてきてくれているような気もします。
音骨さんの歌を聴きながら、何かが胸に込み上げてきました。 被爆者の方々の苦しみは、亡くなってしまった方々も、 生き残った方々も、 やはり深い深いものなのだと改めて感じました。 音骨さんが歌っていらっしゃったから、 というのもあるのでしょうが、きみこさんの仰るとおり「 歌はすごい」と僕も思います。
〇〇〇
〜勝手にアップしちゃったので、まずかったらおとします!

そして、ようやくアルバムの発売日が、2012年10月13日(土)に決定しました!!
奇しくもその翌日は新宿カールモールでのライブが決まっていたので、レコ発ライブとなります。

2012年10月14日(日)新宿カールモール http://karlmohl.net/access00.html
17:00オープン
17:30スタート
チケット料金:2000円(1ドリンク付き)
出演:音骨 村男 三森篤 遊時効

音骨出演時間は、17:30~です。

当日は、ユーストリーム配信も予定しております。

http://www.ustream.tv/channel/karlmohltest

明日から先行予約の受付を開始します!!
2012.10.03 路上Wライブ
ようやくアルバムの入稿も終えて、昨夜は久々に路上ライブしに行った。
一曲ごとに熱い拍手を送ってくれる兄さんがたに押されて、ついつい盛り上がってしまい、一時間ほどたって毎度のごとくお巡りさん登場。
まだ聴きたいとのことだったので、皆さん方と隣駅まで歩いてって再びライブ再開。
隣駅はアーケード商店街だから、トンネルみたいに声が響きすぎるのがちょっと難だ。
ラストの「僕らは地球だ」を歌ってる途中で、隣で黙って聴いていたおじさんに「この歌詞はあんたがつくったのか?!」と、いきなり左腕にしがみつかれる。「そうです」と頷いて歌い続けるも、おじさんは左腕にしがみついたまま「あんた気に入ったから、酒おごる。」と演奏妨害の手を緩めず、弦が二本切れてしまって、最後はおじさんをえいっと吹っ飛ばし、歌いきった。おじさんは宇宙とかの話が好きだとのことだった。
その後は皆さん方と近くの飲み屋で乾杯。路上ライブで飲みに連れてかれるのは初めてだ。